沖縄県宜野湾市にある国語専門塾。小4~大学受験・資格受験まで。
国語が伸びる「総合国語塾」

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小学4年~6年コース

小学4年~6年コースの指導内容

お子さんの国語力を伸ばしたいものの、何をどこまで取り組んだらよいのかわからないという保護者は多いでしょう。一般的に小学生の国語指導は他教科よりも難しいと言われています。なぜなら子どもの発達段階を熟知し、個々の特性までを把握した教え方が求められるうえに、それは経験に依る部分が多く、なかなか体系化しにくいからです。

「読解力をつけさせたい」
「作文が書けるようになってほしい」
「文章題が理解できていない気がする」
「国語が他の科目の足をひっぱっている」

このような声をよく耳にします。しかし実際に子どもを指導すると、多くの場合それ以外の「まわりが気付いていない問題点」を発見します。

たとえば「読解力がない」とくくられる中でも

・読む力(インプット能力)はあるのに、書く力(内容を言いかえる力・まとめる力などのアウトプット能力)が足りないために点数が上がらない子
・接続語や指示語の認識があいまいなせいで因果関係がつかめていない子
・そもそも人の話をよく聞かない子(文章をよく読まない子とイコールです)

など、十人十色ともいうべき特徴があります。これらひとりひとりの「伸び悩む原因」を見極めて指導します。

指導項目

・読解
・作文
・中学受験
基礎から難関中受験まで対応します。

具体的な生徒の取り組みの一例(1コマ120分)

「読む力はあるのに書く力が不足している」Aさん(小6)の授業内容

①短文作成演習。
②1000字程度の説明文を要約する。
③物語の一場面を読み、100字程度であらすじを書く。
④抽象語を、自分の言葉で説明する「言いかえ」練習。
→①~④を基本に書く力を鍛え、成長したら応用(長文読解など)へ進みます。講師は毎回要約・あらすじ文の添削を行い、個別にアドバイスします。


「文の因果関係がつかめていない」B君(小5)の授業内容

①漢字・文法演習。
②接続語(と接続助詞)を必ず使用して短文を作成する。
③文中の接続語(と接続助詞)が、どんな因果関係を示しているかを自分の言葉で説明する。
④説明文を段落ごとに60字程度で要約する。
→①~④を基本に、文章の骨組みを十分理解できたら応用(読解・作文)へ進みます。講師は毎回要約・作文の添削を行い、個別にアドバイスします。


「国語を好きになりたいと考えている」Cさん(小4)の授業内容

①漢字の成り立ちや類語を調べ、短文を作る。
②「型」に沿って100字程度の作文を書く。
③子ども新聞の記事内容をまとめ、簡単な感想を書く。
④日常の出来事や読んだ本(まんがでもOK)を、第三者に伝わるように説明する。
→①~④を基本に、物事をはっきりと文章化できるようになったら応用(漢字パズル・作文)へ進みます。講師は毎回漢字・作文の添削を行い、「良いところ」を発見したらできるだけほめます。


1コマ120分というと、一見長そうに感じるかもしれませんが、上記のように取り組む作業や教える内容は次々と変化するのでむしろ時間を短く感じる子がほとんど。4名程度を家庭教師感覚できめ細かく指導します。学年が異なる子(中高生も含む)が一緒なのでおしゃべりもなく、高い緊張感の中で学べます。

蛇足コラム「言葉を増やし、未来への手がかりにしよう。」

「目の前に『とても美しいダイヤモンド』がありました。 これを、『とても』『美しい』『ダイヤモンド』という言葉を用いず相手に伝えなさい。」

あなたならどう答えるでしょうか?

手元にあるのは学生時代のノート。 当時の私は文芸ゼミに所属しており、笠原淳教授(芥川賞を受賞したプロの作家です)の指導のもと様々な創作活動を行っていました。ノートには、教授から拙作へのアドバイスがメモされています。

「この場面は君の頭で描いた想像だな。言葉に力がない。それに対してここは実際に体験した出来事だろうねえ。状況描写にリアリティがある。体験をともなった表現はそのまま書くだけで読者の心に響くものだ。」

「悲しい場面を表現するのに『悲しい』という言葉を使っている。凡庸だねえ。努力はわかるが、作者である君が『悲しい』という言葉を使ったとたん作品の世界は一気に小さくなってしまう。読者の想像を喚起する表現にしないといけないんだよ。」

「文にリズムがない。いろいろ詰めこもうとした結果、ごつごつとした文体になっている。君はここで書きなれていないことを露呈しているわけだ。作者が説明をしすぎると、読者にとってはイメージが広がらない。言葉を削るのも表現なんだよ。」

月日がたち、教える側の立場になってみると、教授の言葉はさらに沁みます。

この説明では伝わらないかもしれない。もっとフワリと包み込むような、もしくはもっとズシリと重く響く言葉はないだろうか?

考えると際限がありません。

そんな自戒もこめて、改めてこれからの子どもたちに願うことがあります。それは「知っている言葉をどんどん増やしてほしい」ということ。家庭や学校で学ぶことはもちろん、本を読み、ニュースを眺めてもよいし、日常や感動体験を日記にしてもよい。内なる言語を増やしてほしいと思います。

なぜなら、見えている世界は言葉によって表現され、表現されることで世界はさらに彩りが与えられていくからです。言葉が増えると人生は広がり、より味わい深くなっていくでしょう。

語彙力は、問題を解くためだけに必要なものではありません。目に見える(あるいはまだ見えていない)世界を豊かにしてくれます。ひとつひとつ自分の言葉を増やし、未知の未来への手がかりとしてください。

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