沖縄県宜野湾市にある国語専門塾。小4~大学受験・資格受験まで。
国語が伸びる「総合国語塾」

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小学1年~3年コース

小学1年~3年コースの指導内容

主に「書く力」の育成を目的としています。語彙力と作文力の向上を目指し、「読む力」との相乗効果をねらいます。

具体的には作文指導で「くわしく説明する力」と「まとめる力」を、能力に応じた文章書写で「語彙」と「文法」(特に助詞)を身に付けます。 毎回ノート添削を行って表現力も磨きます。その子の性質に応じて取り組みますが、「国語の面白さを知ってほしいし、大好きになってほしい」という願いを持って教えています。

指導項目

・作文、文法
・漢字、ことわざ
・新聞記事の書写、まとめ
その他状況に応じて幅広く指導します。

具体的な生徒の取り組みの一例(1コマ60分)

「作文が書きたい」Aくん(小2)の授業内容

①漢字の成り立ちや類語を調べ、短文を作る。
②「型」に沿って短い文章を書く。
③子ども新聞の記事内容をまとめ、簡単な感想を書く。
→①~③を基本に、考えを文にできるようになったら応用(漢字パズル・作文)へ進みます。講師は毎回漢字・作文の添削を行い、「良いところ」を発見したらできるだけほめます。


「言葉をたくさん覚えたい」Bさん(小2)の授業内容

①指定した言葉を使って短文を作る。
②慣用句を漫画で覚え、直後にテスト。
③テキストを音読し、内容をまとめる。もしくは説明する。
→①~③を基本に、言葉を多く覚えて応用(作文)へ進みます。講師は毎回漢字・作文の添削を行い、「良いところ」を発見したらできるだけほめます。

蛇足コラム「低学年のうちは読解力よりも、体験と暗記による語彙力向上が大事。」

小学2年生の母親です。私は国語、特に読解問題が苦手でした。だから、我が子には今のうちに読解力をつけさせたいのです。

お気持ちはわかりますが、低学年のうちから読解力をつけさせようとしないでくださいね。それより、たくさんの体験をして、体験を言葉にして、生きた語彙を増やしてください。そうすれば世界がどんどんクッキリと見えてくるので、子どもは世の中に興味を持ちますし、ゆくゆくは読解のための貯金になりますよ。

人間の脳には発達段階があります。物事を筋道立てて考えることができるようになるのは9才を過ぎたころと言われており、これは私も実感しています。それより前は、子どもは主観と本能の世界の住民(要するに自由気まま)であり、客観と理性(自由を強く規制するということ)が必要な「読解」は脳の発達上難しいのです。

「栄養があるから」という理屈で歯が生えていない子どもにステーキを食べさせるお母さんはいませんよね。早い時期に本格的な読解を強いるのはこれと同じ。

というわけで、当塾が本格的に読解指導をするのは小学4年生から。といっても長文問題をすぐに解かせるのではなく、短文要約などから段階的に読み方を教えていきます。その前の小学1~3年生に、無理やり本格的な長文読解問題を解かせる必要はありません(国語嫌いになる可能性が高くなります)。それよりも、生活体験に比重をおいてください。いろいろな物を見聞きし、友達や大人とたくさんふれ合って、数多くの体験をさせてあげてください。それが心の柱になりますし、国語力の源にもなります。そして生活体験は、話したり、日記にしたりして、形として出しましょう。インプットとアウトプットの両輪で言語力は身につきます。

私が保護者に「勉強もいいけど、まずは外で思い切り遊ばせてください。友達とけんかしても構いません。転んで泣いたっていいじゃないですか。多くの体験をさせて、たくさん話をさせましょう。」と説く理由はここにあります。体験は言語形成のための材料です。体験がないと言葉も育ちません。

また、体験と結び付けて暗記にも力をいれてください。具体的に言うと「生活の中でたくさんの言葉を覚えよう」ということです。たとえば、日常生活で子どもの目に映る物について教えてあげるとよいでしょう。語彙に関しては、「詰め込みすぎ」はありません。実際の経験、読書、読み聞かせなど、子どもの興味にしたがってどんどん言葉を覚えさせましょう。

幼いうちは、目の前の世界を漠然としか捉えられません。「『ぶっぶー』がはしっているね。」と言う子は、四輪で音を立てて動く物を、全てそう捉えてます。靄(もや)がかかったものを見ているように、対象物を漠然と理解しています。

そのうち、「くるま」を覚え、「赤い車、水色の車」「トラック、バス」「軽自動車、ワゴン車」「トヨタのプリウス、ホンダのNボックス」など、語彙が増えるにしたがって、対象物を明確に捉えることができるようになります。言葉を知るとは、物事を正確に捉えるということです。そして物事を正確に捉えることで、目の前の世界はどんどん明瞭になってきます。

また、言葉を増やす(=語彙力をあげる)と思考力も上がります。考える、とはすなわち自己との対話です。その対話に使われる言葉が豊富で、さらにいえば難しいものであれば自然と思考力は向上し、緻密な考え方もできるようになります。「賢い子は難しい言葉をよく知っているなあ」と感心した経験は、誰しもあるのではないでしょうか?

この頃までに覚えた言葉は、後々文章を正確に読むための手がかりになります。逆に、語彙力が乏しい子はそもそも書かれている言葉がわからない事が多いので、適当に流して読みます。こうなると読解力以前の問題ですよね。

語彙力のある子は、10歳を過ぎた頃には文章もだんだんクッキリと読めてきます。先程の「世界が明瞭に見えてくる経験」と同じように。ですから、小学校低学年の頃は読解問題よりも、出来るだけ多くの生活体験をし、声をあげて本を読み、興味にしたがって、多くの言葉を覚える子に導いてあげてくださいね。そうなれば国語力の土台はできたようなものです。ぜひ家庭でも語彙力アップに取り組んでみてください。

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